中欧旅行~チェコ・ブルノ②出会い編~
※今回の記事も写真はありません。
念願のチェコに辿りついたものの、
最初の街、ブルノに降り立ったのが、運悪く、チェコの独立記念日で
ATMからお金が引き出せず、パニックの中眠りについた私。
この日のドミトリーは男女混合12人という構成で、
普段女性専用ドミトリーに極力泊まっている私は、
なお一層不安な思いで眠りにつきました。。。
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同室の人たちも帰ってきて、みんなが眠りについたであろう、深夜。
不安で寝付けない私の隣のベッドから、寝言が聞こえてきました。。
「うぅ~ん、、、そうなのぉ~~~??zzz」
・・・・・・・・えッ・・・・・!!!!!!
日本語・・・・?!?!
女の子・・・・!!!!!!
確かに、日本語の寝言が聞こえてきたのです。
そのあとも、何度か寝言が聞こえてきたけど、これはたぶん、日本語!!
その瞬間、私は、「明日絶対に声をかける!」と心に決めました。
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翌朝。
このホステルは無料の朝食が付いていたので、私はタイミングを
合わせて、朝食がある部屋へ向かいました。
見た目は、150㎝くらいの小さな女の子。年は同じくらい。
周りに知り合いはいなさそうなので、きっと私と同じ個人バックパッカー!
こんなに話しかけやすい、良い条件はありません!!
何気ない素振りで、その子の正面に座り、もそもそと食事をとります。
(こうやって書いていると、行動が気持ち悪いですね)
チラっチラッと様子をうかがいながら、タイミングをはかり、、
「あのッ、、、日本人ですよね、、、??」
「あ、そうです!」
合ってた~~~~~~~~~~~~!!!( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)
話しかけられたらこっちのもん!!距離をつめます。
朝食を食べながら話していると、
その子は大学生で、チェコに留学しており、普段はプラハにいること。
今日は休日だったので、ブルノにいる日本人の友人と遊ぶために
このホステルに泊まっていることなどが分かりました。
今日もこの後、その友人と会う予定らしいので、一緒に観光する
ことは叶いませんでしたが、私にはもう一つ重要なミッションがあります。
そう、それは、、、、、
お金を借りること、、、、!!!!!!
当時の私は、まだATMが使えない理由が祝日だったからということに
気づいておらず、自分のカードの上限とストック切れだとばかり
思っていたので、日本の親が、私のキャッシュパスポートに
お金を振り込んでくれるまで、お金がない状況だと焦っていたのです。
朝食も終わり、ソファに座ってお互いの話をしながら、
おそるおそる打ち明けてみました。
「あの、、、実は今、カードからお金が引き出せなくて、
チェココルナが一銭もないんですよ、、、それd」
「えッ大丈夫ですか?!貸しますよ!!!」
「えッッッッッ」
なんと、私がお金を貸してほしいという情けない言葉を出す前に、
彼女はためらいもなくお金を貸すと言ってきてくれたのです。
まだ出会って30分もたっていない私に(;O;)
女神に出会った瞬間は、この瞬間のことを言う( ;∀;)( ;∀;)
彼女はその場ですぐ、日本円で8000円ほどのチェココルナを
渡してくれました。こんなにも。。。(;O;)
ただ、借りたものは返さなくてはなりません。
そこで、彼女とは、プラハで再開する約束と、連絡先の交換をして、
その日は別れました。(彼女はその日チェックアウトだったので)
それにしても、素晴らしい方と運よく出会うことができました。
お互い、一人旅をしているから、事の重大さ、緊急さ、その人の不安が
分かるのかな、という話を彼女として、
もし私も相手方のようなシチュエーションに立ち会ったら、
助け合いたいなと思いました。
もちろん、中には悪い人もいると思うので、その判別はとても
難しい所だけど。。。
出会ってすぐの私に、心置きなくお金を貸してくれた彼女には、
感謝してもしきれません。
、、、さて、お金については、とりあえず不安が薄れました。
自分のお金は引き出せてないので、状況としてはまだ駄目ですが、
このブルノの街を観光できるのは、中日の今日だけです!
いつまでも落ち込んでいても、今日は帰ってこないので、
ブルノの街の探索に出かけましょう!!
、、、もちろん、節約してね。